謹賀新年


今年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように。
懲りずに新しいことに挑戦していきましょう!
昨年は俺にとって記念すべき「なまず映画元年」であった。仕上げ、上映、撮影、仕上げ、上映と一年が慌ただしく過ぎていった。
昨春に公開をスタートさせた『魔王』、年末に完成した『赤の女王』、いずれも俺の代表作になった。
もし『魔王』を作らなかったら『赤の女王』は存在しなかった。馬鹿げた乱暴な力を使うことによってしか、小さなアイディアを映画に結晶化することはできない。
12月27日、完成した作品をザムザの客席で見て、つくづく撮ってよかったと思った。
やはり、ぐだぐだ愚痴言ってる暇があったら作ったほうがいい。「仕組み」が出来るのを待っていたら死んでしまう。いや、どうせ死ぬんだからやっぱり作ったほうがいい。やむにやまれぬ衝動のない奴には表現なんかできない。
しかし、衝動だけで技術がなければ映画は撮れない。かつては「両手両脚を縛られて水に突き落とされて泳げといわれても」などと言ったこともあるが、今は、そのぐらいだったら泳げる。基本技術だけでも映画は充分撮れる。それは『魔王』で確信したことだ(もちろん面白い脚本と魅力的な俳優がいなければ溺れてしまう)。
『赤の女王』もまた基本技術のみで作った映画だ。しかし同時にあらゆる面でスケール・アップしている(予算は同じようなものだが)。何ができるか。何をやりたいのか。ではどうすればいいのか。映画とは何か。自問自答しながらの撮影・仕上げの中、俺はまた多くを学び発見した。なので年末年始は事務所に籠もってその研究を続けている。
普通の映画と違って自主上映には打ち切りはない。今年は1月11日の高円寺「めんこや」を皮切りに、各所で『魔王』『赤の女王』の公開をしていきます。
なまずはしぶとい生き物です。
上映場所でお会いしましょう!
- 2014年12月21日
- 赤の女王
- 2014年11月11日
- 牛とカマキリとカメラマン
- 2014年11月8日
- ヒルの王国
- 2014年10月25日
- 大阪、維新派、野外上映
- 2014年10月11日
- 蝸牛と柳田國男と北原白秋とマザー・グース
- 2014年10月6日
- 『赤の女王』12月27日公開決定! 現在編集中ですが。
- 2014年8月7日
- いよいよ第二弾始動!
- 2014年7月27日
- 映画監督について(概論)
- 2014年7月19日
- 『魔王』解説対談 天願大介×田辺秋守(3)於 2014年6月29日 ザムザ阿佐ヶ谷
- 2014年7月16日
- 『魔王』解説対談 天願大介×田辺秋守(2)於 2014年6月29日 ザムザ阿佐ヶ谷
- 2014年7月14日
- 『魔王』解説対談 天願大介×田辺秋守(1)於 2014年6月29日 ザムザ阿佐ヶ谷
- 2014年6月19日
- 『魔王』解説対談 天願大介×土田環(後編)於 2014年5月26日 川崎アートセンター
- 2014年6月13日
- 『魔王』解説対談 天願大介×土田環(前編)於 2014年5月26日 川崎アートセンター
- 2014年5月22日
- 映画館でないところで上映するということ
- 2014年5月16日
- 親父の原稿
- 2014年5月7日
- アイディアについて
- 2014年4月25日
- 易について
- 2014年4月4日
- 井村昴さんと中山さんのこと
- 2014年3月29日
- 痩せた男とデブ男について
- 2014年3月22日
- 可能性を信じて
- 2014年3月14日
- りりィさんと小林麻子さんのこと
- 2014年3月7日
- 自主上映について
- 2014年2月28日
- 中村映里子さんと松浦祐也さんのこと
- 2014年2月21日
- 独立プロの志と「わかりやすい」ということ
- 2014年2月14日
- 月船さららさんのこと
- 2014年2月7日
- ストーリーについて
- 2014年1月30日
- 若松武史さんのこと
- 2014年1月24日
- ハミ出すこと
- 2014年1月22日
- 演劇から学んだことと自主興行について
- 2014年1月22日
- 魔王のロケ場所
- 2014年1月22日
- 「第二の選択」について
