その男が町に現れたときから異変は始まったのだった。 三年ごとに消える。少女たち。奇妙な落書き。毒殺される犬。玄関に置かれたおぞましい物体。
世界の終焉に向けて、操られる人々の狂乱が加速していく。焼け焦げた肉の脂、虐待される女、回転する方位磁針̶̶謎は謎を呼び秘密は渦を巻き、 絶望の闇に魔王の哄笑が響きわたる。流れ着いた美女だけが魔王の正体に気づいていた。 果たしてこの女、救世主か悪霊の手先か? 女の驚くべき過去が明かされたとき、壮絶な最終決戦がついに幕を開ける! 生死超越人神乱れるこの世界は崩壊するのか、それとも……。
『世界で一番美しい夜』『デンデラ』の天願大介が20年ぶりに自主映画に戻った。 タガが外れた天願が好き勝手に描く、まったく新しい悪の形。理解しがたいけど面白い。わかりやすいけどわからない。気持ち悪いけど官能的。
これは普通の映画ではない。しかし映画の可能性がここにある。
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